2016年03月08日
大卒新入社員の年収、韓国中小企業は大企業の63%
求人情報サイトのジョブコリアは7日、韓国企業301社の四大卒新入社員の年収調査結果を発表した。それによると、大企業150社の大卒新入社員の平均年収は3893万ウォン(約370万円)で前年比3.2%増加したのに対し、中小企業113社の大卒新入社員年収は平均2455万ウォン(約230万円)で同1.4%減少した。中小企業は大企業の63.1%にとどまり、格差は前年(66.0%)よりもさらに広がった。
301社の四大卒新入社員の平均年収は前年比5.9%増の3228万ウォン(約300万円)と集計された。大企業、公企業(38社、平均3288万ウォン=約310万円)、外資系企業(17社、平均3277万ウォン=約310万円)のいずれも前年に比べ年収が上がったが、中小企業だけが減少した。
大企業のうち、四大卒新入社員の年収が最も高い業種は自動車・運輸業(9社)で4289万ウォン(約400万円)に達した。金融業(13社、4225万ウォン=約400万円)、建設業(16社、4167万ウォン=約390万円)も4000万ウォン(約380万円)を超えている。公表された年収は、基本賞与を含みインセンティブを除いた金額。
韓国・中小企業研究院のノ・ミンソン研究委員は「大企業と中小企業の賃金格差が広がっている要因はさまざまだが、(大企業よりも)不況の影響を大きく受ける中小企業の給与支払い能力が低下していることが主因のようだ」と話している。
ー 朝鮮日報(2016.03.08)
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