2017年05月26日
『鉄腕アトム』製作会社代表「韓国のウェブトゥーン・ロマコメは国境を越える魅力ある」

「国家間の政治・経済では損益を追求することになります。しかし、優れた音楽や映像、アニメは国境を超越します」
『鉄腕アトム』を誕生させた日本アニメ製作会社「手塚プロダクション」の松谷孝征代表取締役社長の一声が東京コリアセンター2階大講堂に響いた。24日午後、韓国コンテンツ振興院の主催で開かれた「2017 K-Story in Japan」のイベント会場でのことだ。松谷社長は「中国は文化が違うため理解とアプローチは容易ではないが、韓国と日本は地理・文化的にも近いので身近だ」とし「政治的にいろいろあることも事実だが、これはむしろコンテンツの力で乗り越えることができる」と述べた。
「2017 K-Story in Japan」は韓国の優れたコンテンツを選んで日本のコンテンツ企業と投資・共同製作などを協議することができるよう機会を提供する場だ。2011年から毎年、東京のコリアセンターで開かれている。ことしはウェブトゥーン『ケ・セラ・セラ』(コ・ミンジョン&イ・スジョン作)、ミュージカル『ファンレター』(ハン・ジェウン脚本)、映画の台本『火の戦争』(イ・カンヒョン脚本)など、ウェブトゥーン・映画・ドラマ・アニメ・ミュージカルなど計11作品がこのイベントに参加した。日本側からはコンテンツ会社約60社・100人余りが参加し、大講堂をほぼ埋めた。
ところで誰が「日本国内の韓流は終わった」と言ったのだろうか。日本側の出席者からは熱い関心が伝わってきた。注目される韓国人作家については、プレゼンテーションの内容をまるごと録画して積極的な関心を示す出席者もいた。2時間の発表後に続いて行われた2時間余りのビジネスミーティングでは計47社の日本企業が作品の投資や版権などについて協議した。ドローンを扱ったアニメ『エアローバー』を総括企画したチョ・ギュソク監督は「日本の個人放送プラットホーム『ニコニコ』関係者が共同製作条件について具体的に質問して関心を示していた」と伝えた。
特に最近に入り、韓国ウェブトゥーンとロマンチックコメディ(ロマコメ)に対する日本企業の関心が高まっている。ことしのイベントでも最も多い商談希望があったのはウェブトゥーン『わたしのカレはZ』(ソン・チウン&パク・スヨン作)と『ケ・セラ・セラ』、ドラマの台本『血の滲む恋愛』(ペク・ウンジン脚本)で、計9社と商談を行った。年上女性と就活中の年下男性との恋愛を描いたウェブトゥーン『ケ・セラ・セラ』のマネジメント会社チェダムメディアのノ・ウンジョン理事は「ドラマや映画など2次版権の契約がどこまで進んでいるのかについての質問が多く、一部からは韓日共同製作の話も出た」とし「日本で韓国ウェブトゥーンに対する関心がこれほど高いとは知らなかった」と話した。
韓国コンテンツ振興院のイ・ギョンウン日本ビジネスセンター長は「『ミセン~未生~』や『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』など韓国ドラマの原作がウェブトゥーンであるという点とあわせて、韓国ウェブトゥーンプラットホームのcomico(コミコ、2013年進出)、レジンコミックス(2015)、ピッコマ(2016)などが日本市場に進出しながら最近になって急激に関心が高まっている」と話した。
現場で契約が取れたわけではなかったが、参加者の表情は満足気だった。実際、2012年のイベントで紹介されたドラマの台本『夜警日誌』の場合、ドラマ化された後、2015年に日本と中国にそれぞれ15万ドル(約1680万円)と11万ドル(約1230万円)で放映権が販売された。
ミュージカル『ファンレター』の製作会社ライブのパク・ソヨン企画PDは「すぐに契約につながるとは思っていないし望んでもいない。きょう、日本最大の映画会社東宝と『ファンレター』の日本市場20年ライセンス契約の件と映画化について話をやり取りした。近いうちに良い便りを聞けるかもしれない」と話した。
イベント場所を訪れた日本放送作家協会のさらだたまこ理事長は「きょう見た11本の作品はどれもトレンドをリードすることができる個性あふれる物語ソースを備えていた」とし「20~30年前は日本のコンテンツが世界最高という自信があったが、韓国作品を見るとそれを確信できなくなる」と話した。日本大学放送学科の中町綾子教授は「今はドラマ『冬のソナタ』のようにひとつのコンテンツが爆発的なブームを起こす時代は過ぎた」とし「むしろ国籍の区分なくコンテンツを消費する時代が到来し、韓国コンテンツにいつも接することができるような韓流が続いている」と話した。
韓国コンテンツ振興院のファン・シン漫画ストーリー産業チーム長は「能力のある作家・プロダクションは取っ掛かりさえつかめれば、後は自力で海外進出の機会をつかむ力がある」とし「日本・米国・中国の3カ国で進めているK-Storyイベントを欧州や東南アジアなどに拡大していく考え」と話した。
ー中央日報(2017.05.26)
2017年05月25日
サムスン電子、「フォーブスが選ぶブランド価値」世界10位に復帰

サムスン電子が米国経済専門紙フォーブスが選び、23日に発表した「世界の最も価値あるブランド」ランキング10位に再び登場した。サムスン電子は2015年に7位に入るものの翌年には11位に押し出されたことがある。ブランド価値は382億ドル(約4兆2600億円)で昨年より6%上昇した。
フォーブスは個別企業の過去3年間の平均収益を基にグローバル企業200社のブランド価値を評価してランキング形式で発表している。1位はアップルで、ブランド価値は10%増となる1700億ドルを記録した。アップルは過去7年間連続で1位を維持し、2位のグーグル(1018億ドル)に比べて67%も価値が高かった。
3位から9位まではマイクロソフト(870億ドル)、フェイスブック(735億ドル)、コカ・コーラ(564億ドル)、アマゾン(541億ドル)、ディズニー(439億ドル)、トヨタ(411億ドル)、マクドナルド(403億ドル)の順だった。現代車も昨年71位から3ランクアップした68位を記録した。
ー中央日報(2017.05.25)
2017年05月24日
TWICE、アルバム累計売上枚数“ミリオンセラー”…1年7カ月で達成した大記録

TWICE(トゥワイス)がデビュー1年7カ月で音盤売上総数が100万枚を突破して「ミリオンセラー」に浮上した。
TWICEの所属事務所JYPエンターテインメントは23日、「TWICEが1stミニアルバムで約12万枚、2ndミニアルバムで約21万枚、3rdミニアルバムで約38万枚、スペシャルアルバムで約28万枚、4thミニアルバムで約25万枚(出庫量/ガオンチャート基準)で合計124万枚の販売枚数を記録し、デビュー1年7カ月で音盤販売量が100万枚を突破した」と明らかにした。
K-POP界では、通常、ガールズグループはボーイズグループに比べて音盤販売で相対的に劣勢だが、TWICEはデビュー1年7カ月でミリオンセラーを記録したことで、“記録製造機”TWICEの威力を改めて実感させている。
TWICEは曲を発表するたびにオンライン音源チャートの首位はもちろん、音盤販売量でもガールズグループのうちで最高の成績を記録している。それだけにとどまらず、動画サイトのYouTube(ユーチューブ)でもデビュー後4曲連続1億ビュー突破というK-POP初の新記録を打ち立て、音盤・音源・YouTubeの3分野で次々と記録を塗り替えている。
一方、15日に公開した4thミニアルバムのタイトル曲『SIGNAL』は23日も韓国最大音源サイトの「メロン」と「ネイバーミュージック」で1位を独走している。
現在、『SIGNAL』で音楽および芸能番組で旺盛に活躍しているTWICEは、22日からネイバーTVの「TWICE TV5 -TWICE in SWITZERLAND」チャンネルを通じてスイス旅行の様子を伝え、ファンとも活発に交流している。
ー中央日報(2017.05.24)
2017年05月23日
2017年05月22日
iKON、初のドームツアー…大きく取り上げた日本の主要スポーツ紙

日本メジャースポーツ紙がiKONの初ドームツアー開催を大きく取り上げた。
21日、YGエンターテインメントによると、東京中日スポーツ、スポーツ報知、デイリースポーツ、スポニチ、日刊スポーツ、サンスポなど6つのスポーツ紙はiKONのドームツアー「iKON JAPAN DOME TOUR 2017」の便りを大きく報じた。
iKONは今月20日、大阪の京セラドーム公演で日本ドームツアーをスタートさせた。昨年アリーナツアーを通じて32万2000人を動員し、デビュー初年度の新人アーティストとして過去最多の記録を打ち立てたことに続き、海外アーティストとしてはデビュー後、最短期間でドームツアーを開催する異例の新記録まで達成した。
日本で人気を博し、豊富なステージ経験を通じて成長したiKONが超高速スピードでドームツアーを開催し、現地の熱い人気ぶりをリアルに伝えている。
京セラドーム公演を成功裏に終えたiKONは、引き続き次回6月17日埼玉のメットライフドーム(旧西武プリンスドーム)でファンに会う。
ー中央日報(2017.05.22)