2017年04月21日
仁川空港の隣にできた「韓国版ラスベガス」

ソウル江西区傍花洞(カンソグ・バンファドン)から仁川(インチョン)空港高速道路に乗って30分余り走ると両側に長くのびた雄壮な建物が目に映る。仁川永宗島(インチョン・ヨンジョンド)の仁川空港国際業務団地(IBC)に造成された複合リゾート「パラダイスシティ」だ。複合リゾートとはカジノだけでなくホテル・コンベンション・テーマパークなど多様な施設が集合した複合施設を指す。
東アジア初(開場基準)の複合リゾートであるパラダイスシティが20日にオープンした。2014年11月に最初のショベルが動いてから2年5カ月目だ。パラダイスグループと日本エンターテインメント企業のセガサミーホールディングスの合併法人である(株)パラダイスセガサミーが合計1兆3000億ウォン(約1246億円)を投資した。
パラダイスグループのチョン・フィリップ会長はこの日の開場式で「パラダイスシティは観光産業のファースト・ムーバー(First Mover)であるパラダイスグループが最も上手くやることができる挑戦」とし、「東北アジア初めての複合リゾートであるパラダイスシティを世界中の人が楽しむことができる韓流の代表旅行地にする」と話した。パラダイスシティは仁川空港から1.1キロメートル離れている。仁川空港からリニアモーターカーで5分、歩いて15分の距離だ。敷地全体の規模は33万9000平方メートルでサッカー場46倍の大きさだ。今回オープンした建物は地下2階~地上10階規模で客室711室を備えたホテルと外国人専用カジノ、1600人が収容可能なコンベンションセンターなどだ。
詳しくは、1階は世界的な中華レストラン「インペリアル・トレジャー」を含むレストラン6店とバー、カジノで構成される。3階にはラウンジ3カ所と室内外プール、フィットネスセンター、サウナなどの附帯施設があり、4~10階にはホテル・リゾート客室が入っている。カジノは延面積1万4800平方メートルで従来の韓国最大規模であるウォーカーヒル・カジノの3倍程の広さだ。ゲームテーブル158台、スロットマシーン291台などを備えている。カジノを除く施設は内国人も利用することができる。プラザ・スパ・クラブ・公演会場・ワンダーボックス(家族型エンターテインメント)等は来年上半期の2次開場の時にオープンする。
会社側はパラダイスシティの競争力として東洋と西洋の様式が調和した建物とインテリア、立地条件を挙げた。特に北京・上海・東京など東アジアの大都市で1時間30分程度で移動できてアクセスが良いという主張だ。成功のカギは外国人観光客をどれくらい確保するかだ。最近高高度ミサイル防御(THAAD)体系配備の論争で韓国を訪れる中国人観光客が急減するだろうという懸念が出ている状況だ。これを克服するためにパラダイスシティは市場を多角化して新しい需要を創り出すという構想だ。チョン会長は「カジノは団体観光客ではなくVIP顧客中心の営業構造とTHAADイシューによる影響は制限的だろう」としつつ、「ただし中国への依存度を減らし日本の合弁会社であるセガサミーホールディングスを通じて日本市場を攻略していく計画」と話した。会社側は開場初年度150万人が訪問するものと予想している。今後50年間、リゾート運営を通じて雇用創出78万人、生産誘発8兆2000億ウォン、付加価値32兆2500億ウォンの経済効果を期待すると伝えた。
-中央日報(2017.04.21)
2017年04月21日
2017年04月21日
2017年04月05日
2017年04月05日
2017レッドタイガーズ活動開始

いよいよ、レッドタイガーズの2017年度活動を始めます!!
今年は和歌山県の連盟主催の試合を始め、
韓国農漁村公社招請交流戦、
韓国大邱七星初等学校と日本少年野球チームの交流戦の主催、
大阪韓国野球部、韓国の同好会チームとの大会など
いろいろな活動を計画しています。
今年も応援をお願いします。
2017年04月05日
韓国首都圏にKTX級高速鉄道、早ければ2023年開通

京畿道一山(キョンギド・イルサン)からソウル・江南(カンナム)まで17分、一山からソウル駅まで13分で走るKTX級の高速列車が早ければ5年後にできる。
国土交通部は4日、京畿道一山からソウル江南区三成(サムソン)駅37.4キロメートルを結ぶ首都圏広域急行鉄道(GTX)民間資本事業に対する妥当性分析を終え民間投資施設事業基本計画の策定に着手したと明らかにした。
この区間は首都圏都心を時速180キロメートルで走る高速広域急行鉄道A路線の一部だ。A路線は坡州・雲井(パジュ・ウンジョン)~一山~三成~東灘(トンタン)間83.3キロメートルの路線で、三成~東灘間39.5キロメートルは先月着工し2021年に開通する。坡州~一山間6.4キロメートルは昨年12月に予備妥当性調査に入った。GTXのA路線の総事業費は3兆5788億ウォン(約3560億円)で、事業規模は新安山(シンアンサン)線複線電化事業の3兆3895億ウォン、仁川(インチョン)国際空港鉄道の3兆2956億ウォンを超える。
A路線に続き議政府(ウィジョンブ)~衿井(クムジョン)間のC路線が予備妥当性調査を受けており、松島(ソンド)~清涼里(チョンリャンリ)~磨石(マソク)間のB路線も昨年末予備妥当性調査に入った。
首都圏広域急行鉄道の平均速度は一般の地下鉄の3~4倍の時速116キロメートルだ。この鉄道を利用すれば移動時間が一山KINTEX~ソウル駅間26キロメートルは13分、KITENX~三成間37キロメートルは17分、東灘~三成間38キロメートルは19分にそれぞれ短縮される。KINTEXからソウル駅まで乗用車で移動する場合60分ほどかかるのと比較すると47分も時間が短縮されることになる。
国土交通部は1日平均30万人が首都圏広域急行鉄道を利用し、乗用車の通行量が1日5万台ほど減少すると予想した。乗用車の通行量が減れば道路の渋滞も解消されるとみられる。
国土交通部は基本計画案を早急にまとめ、下半期に民間投資審議委員会の審議を経て告示した後、民間から提案書を受け付け来年初めまでに優先交渉対象者を選定する計画だ。その後来年末に着工して2023年末に開通する予定だ。GTX路線の建設は地下40~50メートルにトンネルを建設する方式で行われる。これにより既存の鉄道と違い路線を直線化し速度を高められる。GTX車両の長さは20メートル、幅は3.15メートルでソウル地下鉄の大きさと同水準だ。1両当たり座席数は56席でKTXの座席と同様の2人席と4・10人席などで構成される。料金は2014年の予備妥当性調査当時に三成~東灘間が3400ウォン(基本料金1800ウォン+1キロメートル当たり40ウォン)前後で策定された。ただ民間事業者などは4000ウォン水準でなくては事業妥当性はないとみている。
首都圏広域急行鉄道の本格化は一山など広域急行鉄道が経由する地域の不動産市場にも好材料として作用する見通しだ。国土交通部のパク・ミンウ鉄道局長は「GTXは都市鉄道分野にKTXが導入されるもので、どのような交通手段より京畿道とソウル・江南北部地域を速く結ぶだろう」と話した。
ー中央日報(2017.04.05)