2016年01月13日
睡眠時間よりも座っている時間の方が長い韓国人
韓国人は1日平均7.5時間を座った状態で過ごしていることが分かった。
2014年に19歳以上の成人男女5000人を対象に行われた「国民健康栄養調査」に基づき、保健福祉部(省に相当)と疾病管理本部はこのほど「国民健康統計」を公表した。それによると座っている時間が最も長いのは19-29歳の比較的若い年代で、1日平均8.7時間だった。以下30代が7.6時間、40代7.3時間、50代7.1時間、60代6.7時間の順となった。このように韓国人は座っている時間が比較的長い一方、1日30分以上のウオーキングを週5回以上する人は10人中わずか4人だった。つまり韓国人は1日のほとんどを座った状態で過ごしているわけだ。
「座っている時間が長いほど肥満や糖尿病、心臓疾患、がんなどのリスクが高まり、それだけ寿命も短くなる」といった研究結果は最近になって次々と発表されている。また座っている時間が長ければうつ病を発症する危険性も高まり、精神面でも大きな害をもたらすという。例えばつい先日、韓国のある学会で「座っている時間が長いほど、飲酒が原因ではない脂肪肝を発症するリスクが高まる」という研究結果が発表された。江北サムスン病院のユ・スンホ教授の研究チームが13万人を対象に調査を行ったところ、座っている時間が1日10時間以上のグループは、5時間未満のグループに比べて脂肪肝患者が9-36%ほど多かった。
ユ教授は「人体は本来、活発に動くようにできているが、長時間座ってばかりいると、エネルギー代謝も円滑に行われず、循環器系に問題が生じやすくなる」「1日のほとんどを座って過ごすことでもたらされる悪影響は、週に3-4回運動しただけでは解消されない」などと指摘する。ユ教授は「最低でも1時間に1-2回は立ち上がり、5分以上歩くなど、日常生活においてできるだけ体を動かした方が良い」とアドバイスした。
- 朝鮮日報(2016.01.13)
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