2015年08月31日
南北両軍、警戒態勢を平時レベルに引き下げ
北朝鮮が非武装地帯(DMZ)で木箱地雷(木製の箱型対人地雷)を爆発させたり、韓国側の施設への砲撃を行ったりした一連の挑発の後、互いに警戒態勢を強化していた韓国と北朝鮮の両軍が、平時の態勢に引き下げていたことが分かった。
韓国軍の関係者は30日「北朝鮮が今月20日に最前線で砲撃を行って以降、全軍に下していた最高警戒態勢が最近解除された。現在、平時レベルの態勢を維持している」と発表した。対北情報監視体制「ウォッチコン」も第2段階から第3段階に引き下げられたことが分かった。
このような韓国軍の警戒体制の緩和は、北朝鮮軍の動向を受けたものだ。北朝鮮軍は今月25日、南北高官級協議での合意を受け、前方部隊に下していた準戦時体制を解除したが、韓米合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン(UFG)」に対応し、前方部隊を中心に、平時よりもハイレベルな警戒態勢を維持していた。
だが、韓国軍関係者は「28日にUFGが終わったことで、北朝鮮軍は前方部隊に下していた特別警戒勤務令を解除した。現在のところ、北朝鮮軍の前方部隊やミサイル基地などで特別な動向は捉えられていない」と話した。
Posted by wamindan at 09:33│Comments(0)
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